割り切ったSFなおつきあい

通常の掲示板ではなく、正義の味方のコーナーにある連載小説の所に、ズラズラと書き散らしたものです。
なので、私ひとりでひたすら語ってますし、日付とかも書いていないという…。よりぬき掲示板としては変則ですが、アップするピッタリのコーナーがなかったので、ま、ここでいいか。と。そんな感じで載せます。
テーマは「SFとエロ」だけど、たいしたことは語らない上、SF作品のチョイスがかなり古いです。 気軽にダラダラと読んでくださると嬉しいです。
ちなみに、正義の味方の所に載せたので、少々ボーイズラブ要素の語りも含んでます。(^_^;



ある日「割り切ったSFなおつきあいをお願いします」という出逢い系SPAMメールが友人の所に来ました。
「SFなおつきあいって何だよ(笑)」
「無重力セックスとかするのか?(←さよならジュピター)」
などと私と友人は笑いものにしたわけですが。(SPAMメールなど笑いものにする以外にどんな価値があろうか)
私も友人も、この「SF」をてっきり「SM」の間違いかと思っていました。
ところが…
この話を妹に聞かせたら、サクッとこう言ったのです。

「SFってセックスフレンドの事じゃないの?」

思わず手をぽーんと…。
そそ、そうかっ。それはきっと正しいぞ。
別にSMの間違いじゃなかったんだ。
『割り切ったセックスフレンドなおつきあい』
なんですねっ。さすが人妻。ファンタジーなんかを彷徨ってるおねーちゃんは思いつかなかったよっ。
というか、今はSFって言ったら、まず出てくるのはセックスフレンドなのでしょうか? サイエンスフィクションでは、もはや無いのでしょうか。
SFは売れないと言われてから久しいですが、たくさん出ているライトノベルなんて、かなりの割合でSFくさいものばかりなのに。
アニメだって、SFくさいものが溢れているのに。
なぜ売れないと言われるのでしょうか。
不思議だなあ…。

とりあえず私はSF大好きなので、少々一発語ろうと思います。
もちろん興味を持っていただくために、テーマは
「SFとエロ」
SFという言葉で逃げる人も、エロには喰いついてきます。
そういうものです。
まあSFは官能小説ではないので、語られるものは大体軽いエロですが、興味がある方はお付き合いください。

ええと…最初に断わっておきますが、たいしたことは語りません。
まあしょせん雑記ですから<( ̄Λ ̄)> (威張ることなのか…)
更に自分のアテにならない記憶のみで語っていきますので、間違えて記憶していたり、ずれたことを書いてしまうかもしれませんが、大目にみてくださるとありがたいです。
ただ、あまり違うことを書いている場合は、指摘してくだされば訂正しますので、どうぞよろしく〜。

------------------------------------------------------------

さて
SFとエロと題して、何を語ったらいいか。
私は中学生の頃にSFにはまり、海外物から日本物まで読みまくりましたが、エロっ気のあるものは、日本の作品に多かった印象があります。
で…まあ、中学生以降の思春期時代というと、そろそろエロな事に興味を持つ頃で。
そうすると、男子は大抵エロ猿になりますが
(あからさまなエロザルと、むっつりエロザルがいるが、ムンムンなのは間違いなし)
女子の場合は、だいたい二種類に分かれます。

男子に負けず劣らず、エロエロ興味シンシン女子。
どことなく汚い感じがして、嫌悪感を持つタイプ。

私はどちらかというと後者でした。
嫌悪感と言うほど拒否感を持っていたわけではないですが、あからさまにエッチが語られると、あまりいい気分はしないなあ、程度。
(今はもちろん違います。大人になるとエッチなど何ら特別なものではないと解ってきますし。ありふれたものだと思うと、エロザルにもならないし嫌悪感もわかないものですな。←とか枯れたことを言ってるから、エッチシーンが上手く書けないに違いない。とほほ…)

というわけで、思春期時代エッチな話が苦手だった私は
エロ要素が多い日本SFより、海外物を好んで多く読んだような気がします。
しかし、それじゃあ外国人はエロエロ書かないのか?
というと、それは違うでしょうねえ。
外人だってエロは大好きなはずです。
少ないのは、単純に「日本語に訳されていないだけ」であって、本家には大量にあると思いますよ、エロ入りSF。
ま、考えてみたら、宇宙をバックに半裸の女を描くのは、外国ものが多いか。

エッチSFというと、まず私が思い出したのが

「セクサロイド」

なる単語。
(主に男性向けに)エッチのご奉仕をするロボットのことです。
かなりの割合でこの言葉は滲透していると思いますが、どう考えても造語ですよね。どこかでセクサロイドという言葉は、松本零士が創作した言葉だと読んだ記憶があるのですが。
検索かけてみたけど、上手くひっかからず、よく解らないままです。
知っている方がいたら、教えてやってください。
まあ大体SFの世界というのは、誰かが便利な言葉を作ると、それがパーッと他のSF作品でも使われて、SFを読む人の共通単語になるという世界なので、自分が作った言葉があちこちで使用されるようになると、ちょっと鼻が高いかもしれませんね。

海外ものですが、一時期のSFでは、お金の単位がすべて「クレジット」になっていたことがありました。
「アンシブル」という単語は耳慣れないとは思いますが、あちこちのSF小説で使われているのを発見することが出来ます。
それと、これは特殊な例ですが、「ダーティペア」シリーズに出てくる、クァールという生き物は「宇宙船ビーグル号」からの拝借です。
結構SFというのは、同じ単語を使うことによって、共通世界を構築していく所が楽しみだったりします。
(だから世界観が閉じてて一般ウケしないんだよ、という指摘は、その通りかもしれませんが…)

セクサロイドというのは、大変受け入れやすいモノだったとは思います。
だからこそあちこちで使われるネタな訳で。
もともと男のエッチは、愛と言うより「処理することの出来る欲望」の部分が多いですから。
昔から、爆笑しそうなダッチワイフがあるわけですから、ドールタイプの性処理用ロボット「セクサロイド」はするっと受け入れられる存在だと思います。

ロボットなので、怪しいことも命令しほうだい。
テクニックもインストールしてしまえば、後は問題なし。
しかし、メンテナンスに注意しないと感電するので注意(笑)

しかしそういったセクサロイドは、男性用ばかり。
SFの世界に女性用はないのかね? キミ。
と聞いてみたくなるところですが、まあ無いことはないのですが、
女用というのは、けっこう色々難しいらしいんですな。
SF作家には男が多い、というのも壁の一つではあるのですが、その他にも女性を相手にする場合は、問題がたくさんあるわけです。
その最大問題の一つが

「愛」 というシロモノです。


生物学的にオスは、身もフタもない言い方をしてしまうと、
『一発ヤリさえすれば子孫が残せる(かも)しれない』
存在です。
そういうわけで、セックスは愛とは違う場所にある、単純な欲望になりやすい。

しかしメスは、そういうわけにはいかない。
産んで育てるところまでしないと、子孫は残せないのです。
もともとヒトは、猿の流れを汲んでいる生き物です。
猿は群れを作って、群れの中で集団で子育てを行います。
一夫一婦制のカップルという習慣は、本来は無い。
しかし人は、文化という流れの中から、やがて一夫一婦制の道を辿りました。
(昔は別に一夫一婦じゃなかった、という辺りは、多分ご存じだと思います)

そこで必要なのが「愛」という名の鎖でございます。
はっきり言って、人間は育つのにえらく時間がかかる生き物です。
ヤリ逃げされてしまったのでは、かないません。
男はそれでも数打ちゃ当たる訳なので、愛の概念が薄ーい男もいるわけですが、女はそうはいかない。
ただヤリ逃げする男なんて、価値無いんだよーっ。
(よっぽど大天才のDNAでも確実に持っているというなら、ちょこっと事情は違いましょうが)

自分を護って大切にしてくれる男が欲しいわけです。

まあそれが「愛」です。
女は本能的にも、文化的にも「愛」を求める生き物だというわけです。

つまり、女向けのセクサロイドには「愛」が付加されていなくてはならない。
……考えるだけでも面倒くさいですな。
男だったら肉体のエッチだけで(テクニックとか、表面上だけの表情とか)OKなセクサロイドですが、エッチだけでは殆どの女からはそっぽを向かれます。
いやまあ別に、人形ヒトガタをしていないなら、心だの愛だのは必要ないんですよ。
世の中には女性の肉体のみを満足させる、性器具も多数存在します。
だけどせっかく人間そっくりなロボットですよ。
なのに、ただのオナニーバイブ状態では、あっという間にポイです。

世の男性が通う「風俗」のほとんどが、とにかく下半身を慰めることをメインとしているのに比べ、女性がはまるのが「ホスト」だと考えると、その辺りの違いは明確だと思います。
エッチは、まああってもなくてもいい。
あったら、より関係が濃厚な感じかな? 程度です。
女達がホストに求めているのは、肉体の満足ではなく心の満足。
「愛」です。
売り物で偽物な愛かもしれませんが、金を出してそういう満足が買えるなら、それはそれで悪い事ではないでしょう。

というわけで、女性向けセクサロイドには、絶対「愛」が必要。
しかし、愛なんて抽象的なもの、どうすればロボットに付加できるんでしょうねえ。2001年の映画「A.I.」に、女性に奉仕するセックスロボットが出てきましたが。アレはどーも違う。
男性向け風俗のパロディみたいな感じです。


ロボットといえば有名なのが、アイザック・アシモフですが、実はロボットシリーズの中で、アシモフは「ロボットと人間の愛」について幾つか書いています。
私も全部読んだわけではないのですけど。
あ、愛と言っても、「人類愛」だの「兄弟愛」だのではないですからね。
ちゃんと「恋愛」です。

私が知っているだけで語りますが、アシモフのロボットと恋愛もので一番明確なのは
「夜明けのロボット」
です。
「鋼鉄都市」「裸の太陽」「夜明けのロボット」「ロボットと帝国」と続くシリーズのうちの一冊。

セックスをテーマの一つに据える、という辺りは、既に裸の太陽にも出ているのですが、もう少し突っ込んでみたのが「夜明けのロボット」
ネタバレになるので詳しい描写はひかえますが。
人間そっくりなロボットが出てくる世界では、ロボットと人間の間に
「セックスも視野に入れた恋愛」
の可能性がある、という視点ですね。

まあそうなんですよ。
セクサロイドは基本的には男性向けなので、機能とか性技の問題とかが、ひたすら追及される。
要するにやっぱり
「私生活のない、自分だけの、気を遣う必要のない泡姫」
なわけです。
準備整えて、さあ、と下半身を出して、あとは気持ちよく処理してもらう、と。

しかし女性向けセクサロイドをあえて考えると、準備整えて、さあ、と身体を出したら処理してくれる存在、では駄目なわけです。

悲しい時は慰めてくれて(言葉と身体でね♪)
寂しい時はそばにいてくれて。
ワガママも笑顔で聞きいれ、グチにも相談にも適切に対応。
病気の時は、優しく看護してくれる。
記念日はもちろん記憶していて、自分の好みピッタリのプレゼントをくれる。
何だかそうしたい気分になった時は、力強い腕でベッドまで運んでくれて、好みピッタリの最高テクニックで昇天させてくれる存在。

……げほげほげほ。
なんてワガママな。
とは思いますが、女にとって愛と性は男ほど切り離されてはいないので、ズルズルべったり日常生活へのフォローが必要になるわけです。
ロボットとしては破格の、とことん多機能が要求されると。

つまり 『人間そっくり』

こーれーを機械で作るのは難しそうです。
しかし、とことん人間そっくりのロボットだというなら、セクサロイドではなく、人間の男でいいじゃん。
と思う諸氏もおられるとは思いますが。
いやいやいや。

ロボットはどこまでもあなた好みに「自分で設定」することが可能なのです。

エッチだって、自分だけさっさと終わるなどということはありません。
どこまでもご奉仕してくれるし、疲れ知らず。
優しくご奉仕されるだけというのが、なんとなく嫌なら、ワガママ男のモード設定を、低→中 へ上げておくだけでOK。
しかも、妄想で考えるだけは考えるけど、実際の男には言い出せないわね、なプレイも、恥ずかしいことなく実行可能。

いや別に変態プレイというだけではなく(したい人はしてもいいけど)
完全にお姫様扱いしてもらうとか、上司と部下風にやってみるとか。
甘々新婚さんやってみるとか、ケンカ別れした後に仲直りのシチュをプレイでやってみるとか。オタク趣味ならコスプレしてみるとか。
どんなものでもいいんですけど。
まったく嫌がることなく、相手してくれるわけです。
それでご飯も作ってくれて、掃除もしてもらえるなら、いやその…。
時々『ダンナはどうでもいいけど、嫁が欲しい』
と思う気分、100パーセント満喫。
(自分の願望を書いてどうする)

もちろんセクサロイドですから、理想の美形でございます。
いいですねえ。最高です。


……と、ここまで書いて気付きました。
どう考えても、世の男が、そんな自分に不利なものを開発するわけはございません。かといって、女がそういう存在を積極的に開発するかというと、それも難しそう。

いや別に、女が機械工学的な能力が劣っているから、という理由ではございません。
男は女に比べて、何もかも突き詰めていく一点集中型の性質を持っているんですよ。
(そうでないと、ライバルと戦ったり異性をゲットする時に不利)
だから、どこまでも突き詰めていく作業をやるのに、比較的向いている。

女は逆に、バランス感覚に優れている。
(そうでないと子育てに向かない)
一点に集中し、突き詰めていくのではなく、バランス良く広い視野で色々なものを整理、創作、配置していく。

というわけで、どこまでもくだらない事にとことん突進していく男に比べ、女はセクサロイドなんか作っている途中で
「はっ、あたし何をやっているのかしら」
と我に返る確率が高そうだと…。

というわけで、思うに
女性向けセクサロイドは、未来永劫「無理」ではないかと。

しかし、アレですね。
「夜明けのロボット」に出てくるくらい、どこまでも人間そっくりなロボットならば、それが女性向けセクサロイドになるとは解らずに、開発されちゃうかもしれません。
その辺を楽しみに生きていればやがて…300年くらい後には開発される…かも……。



夜明けのロボットは、今まで自分が読んだアシモフ作品の中では、セックスに関する描写が少々多かったので、実は思春期の私、あまりこの作品が好きではありませんでした。
(理由は前述の通り)
長い間ロボットシリーズの中では、評価が低かったのです。
別にセックスとか出さなくてもいいのに。
ミステリSFなんだし。謎解きをメインにして、そういうベタベタ湿気った話はやめて欲しい。などと思っておりました。
しかし大人になって読み返したところ、自分がどうして嫌悪感を感じていたのか、もうよく解らない。

うむ、小娘だったのね。
と思うと同時に、あれほどイヤだなあ、邪魔だなあ、と思っていたセックスに関する部分が、テーマとして非常に深いところを描写していることに気がつきました。
ま、基本がエロ小説じゃないんだから、当たり前なんですけど。
人が生きている限り、愛と生殖の問題はついてまわる訳です。
思春期時代の過剰な意識がなくなれば、セックスも単なるテーマの一つです。
(だからそういう枯れたことを言っているから私は…以下略)

イヤだなあ、という気持ちが無くなってから読んだら、「夜明けのロボット」は傑作でした。
興味がある方は読んでみてください。
といっても、キャラが「鋼鉄都市」から繋がっていますので、最初から読まれたほうがいいと思います。
鋼鉄都市は、ちょっと取っつきにくいですが、取っつきにくい人は、美形ロボットダニールと、少々うらぶれた刑事イライジャとのホモ妄想に萌えながら読むのも一興です。
(よりぬき掲示板の「SF小説のやおい」にそういう妄想が書き連ねてあります(^_^;)


なんだか長々セクサロイドについて語ってしまいました。
男女だけじゃなくて、男×男についても語らないとダメじゃないか。
(ダメなんだろうか、やっぱり…)

というわけで少しだけ、「SFとホモ」系について書いてみようと思います。




私がSFを読みまくったのは、殆ど思春期から20代前半くらいまでなので、最近のSFをよく知りません。
ので、取上げる幅が大変少ないですが、その辺りご勘弁願います。
(ついでに思春期の私は、そのテの要素があるSFがどうも苦手だったので、更に数は少なくなっております)←話す資格があるんだろうか(^_^;

というわけで早速、ホモな感じの要素のあるSFなんですけど。
パッと思いついたのが、オースン・スコット・カードの
「ソングマスター」
カードというと、有名なのが「エンダーのゲーム」ですが。
(少年好きな方、ぜひご一読を!)
ソングマスターも、また少年の話です。
ちーっとネタバレしちゃうことも書くと思いますが、夜明けのロボットと違ってミステリというわけではないので、少しくらい内容を書いたところで、小説の面白さは変わらないと思います。

ただし……。
原作の物語は長く美しい話なのですが、私は間違いなくそれをぶち壊すような事を書きます。すみません。(^_^;


「ソングマスター」 オースン・スコット・カード著
主人公の少年が、まず非常に美しい、という辺りから、どうも怪しいですな。
絶対そういう描写、どこかにあるだろう。
でなきゃ少年の容姿をこんなに褒めないって、と思いながら読んでいたら(何を考えているやら)やっぱりありました。
非常にソフトなものですが(幼い少年が相手ですから)
兵士の一人が、あまりに綺麗な少年の身体検査をしている時、ふっと少し長い時間、彼のペニスを触ってしまう。
握って放すだけで、別にエロい事はしていないのですが、でも痴漢と言えば痴漢です。本人嫌がってるし。
といっても、そんな事をした報いに、彼は××な目にあってしまうので、身分の高い少年へのイタズラは命がけでございます。

これだけか? と思っていたら、読み進めていくと再びありました。
今度は少年から青年に移りかけの歳なので、そういう事はアリですな。
今度は自ら行きます。
しかし…確かに最初は向こうから誘われたんだろうけどさ。
主人公は特にホモな設定ではない筈なんですが、初体験の相手になぜ「男」を選びますか。
女でも良かったはずの初体験を、男にした辺り、美少年のサガを感じます。
(作者は男です)

……うん。
やっぱり物語の美しさを、ガタガタにぶっ壊す身もフタもない語りを書いてますね、私。申し訳ございません。
でも男×男が書いてあるのは事実です。(^_^;



一つだけではなんですので、もう一つ。
アーシュラ・K・ル・グインの「闇の左手」
SF界の名作です。
いや、実は正確に言うなら、これは「男×男」ではありません。
主人公は男なんですが、その男が降りた惑星の住人は、全員「両性生物」なのです。
男でもあり、女でもあるわけですが、全員一見「男」に見えます。
彼らには発情期があって、そのシーズンだけ、男と女に分化。
普段は「中性」ですね。で、一見は少々優しげな「男」に見える。

読者としては、主人公と、彼に同行する現地の人間は、男同士のように思えるんですな。
会話とかも、男同士みたいだし。
で、ずーっと男同士だと思って読み進めていくと、現地の彼に発情期が…。
ヤバイでしょう、マズイでしょう。
なシーンが途中にございます。
結構読みにくい作品ですし、別にエロ描写があるわけではないので、何か期待して読んだりしたらハズされます。(^_^;
私はかなり面白かったですけどね。

ホモ、男女間、どちらもですが
セックス表現は日本のSFのほうが、かなり多いです。
セックスバイオレンスみたいなものばかり書いている人もいますしね。
小松左京とか、平井和正とかもたくさん書いていますし
矢野徹の「折紙宇宙船の伝説」などは、初っぱなから村総出の乱交を書いてたりして。


うーん…大人にはなりましたが、やっぱりSFでの過剰なセックスシーンは、私はあまり望んでいないようです。
SFにはどこか『新しい視点』を求めているので。
セックスは古来より、ほとんど代わり映えのしないものですからねえ。
そうだったのか、と思考をひっくり返してくれるような驚きがない。
(サプライズのあるセックスシーンだったら私も喜んで読むのでしょうが、あまり珍奇なセックスは一般ウケしないと思うから、きっとダメでしょうね)

ボーイズラブ作品だったら、最初から読む気満々なので、描写を逃げられたりすると、ちゃんと書かんかコラァ! とわめいたりするんですけどね。(^_^;
読者なんて勝手なものです。

……というわけで、ちっともまとまってないですけど。 この辺で語ることも尽きたので、お終いにさせていただきます。
もしも「これいいよ、読んでみて」というオススメ作品がありましたら、どうぞ、教えてやってください。(^.^)
ではでは、また。

END