【史都玲沙】 2001/09/24(Mon) 23:33:58  
『アフガニスタンの難民』
 難民になって逃げてこられるのは、彼らの中でも、
多少でも財産がある人だけなのだそうです。
つまり、攻撃目標にされている場所に残っているのは、
自分で動くことの出来ないくらい貧乏な、ただの人達ばかり。
そこに攻め込み、ミサイルを撃ち込むのかしら。
私、その人達の仲間だって、思われたくないですわ。
ホント、まじでさ。
------------------------------------------------------------
【たかの】 2001/09/25(Tue) 23:39:58
 
新聞に小さく書いてあったんですけど、しかもその殆どの人はラジオさえ持っていない。
な〜んにも知らされないまま、巻き込まれるんだそうです。
必死で生きている人たちを足蹴にして良いの? アメリカ。日本人に犠牲者がいるとはいえ、従うだけで良いの? 日本。
知人が自衛隊に知ることを誇りに思う人がいるそうだけど
「だったらあなたが行きなよ、戦場に」、と私は思う。
------------------------------------------------------------
【史都玲沙】 2001/09/26(Wed) 00:23:54 
 
自衛隊を戦場に送るなら、たとえ後方支援だろうと何だろうと、武器を持たせないわけにはいきませんよねえ。
いくなら完全装備です。
だって、死ねって言えないですもん。
だから、行くというなら、やはり、私達は戦争に参加するって事なのですよね。
なんだかなあ、でございますわ。
 
 
 
 
【史都玲沙】 2001/09/28(Fri) 18:10:36
 
テロの話も、ちょっと一休みな感じですね。
アメリカがどう動くかによって、またたくさんカキコするかもしれないです。
(小泉、ちょーしくれてんじゃねえぞーっ。言葉汚い…。アメリカに勝手に白紙委任状のようなもの渡してんじゃねーやっ(▼_▼メ)
 
 
 
 
【史都玲沙】 2001/09/29(Sat) 19:08:32   
『今ね』
ニュースで、観光客が激減したニューヨークで、ブロードウエイのミュージカル俳優達が
「ニューヨーク復興ビデオ」のためのパフォーマンスをやってる映像が映ったんですー\(^_^)/
ニューヨーク・ニューヨークを歌って踊る、ファントムや、ライオンキング。
うへー。これ、ビデオになるんですってよー。
欲しいー。欲しいザンス。
復興のためのビデオなら、日本にも入ってこないかしらー?
もしも、wowowとかでやったら、服部さん、ビデオ撮ってー。お願いー。
 
 
 
 
【朱夏】 2001/10/02(Tue) 07:34:32
 
「Q33 NYC」って聞いた?
ひさびさに来ました。
タイトルの単語について、もしまだご存知でなかったら、Wordで、大文字でこの通りうちこんでから、フォントを「Wingdings」に換えてみて下さい。
私が教えてもらった相手に情報の元をたどってもらったら、どうやら、アメリカの都市伝説サイトとやらだとか。
URLを今度教えてもらうつもりです。あるもんだねー。
------------------------------------------------------------
【N.N】 2001/10/02(Tue) 14:37:54
 
今回の最初の自爆機の便名だそうですね!
見つけた人すごい!
単なる偶然なのでしょうか?
それとも意図的なモノが←まさか!
事が事だけにちょっと恐いですね…
------------------------------------------------------------
【N.N】 2001/10/02(Tue) 22:25:36
『すみません…』
「最初の自爆機ってそんなデマ本気にするなんて単純〜!」
って友人に大笑いされてしまいました。はははっ
都市伝説も結構信じてたし、私って・・・?!
修行せねばっ★
------------------------------------------------------------
【朱夏】  2001/10/02(Tue) 22:39:42
 
まあ、「デマ」と言えるんですが。
ビルに突っ込んだのはユナイテッド機とアメリカン航空機だったのは、皆さんご記憶のはず。
だからそれだけでもう「Q」ではありえないんですが、結構みんな信じちゃってるんです。
便名は一機目がUA11で二機目がAA175でした。
他にもWTCの住所、バスの路線名説などあるようですが、いずれも未確認。
で、元をたどった都市伝説って奴は、92年のものなんですよ。
------------------------------------------------------------
【服部あゆみ】   2001/10/02(Tue) 23:06:11
 
マイクロソフト曰く。
もうこのフォントを使っている人もいるから、訂正はしません。だそうでしたよ。
新聞に載ってました。
------------------------------------------------------------
【朱夏】   2001/10/03(Wed) 04:31:27
 
『アメリカの都市伝説サイト」
Urban Legends Reference Pages (都市伝説リファレンス)のURL。
 
http://www.snopes2.com/
 
ここのsearchでWingdingを探すと出てきます。
フジツボ(Barnacle)も探したけど、それらしいのはなかった。残念…
日本語板はここ。
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20010925202.html
 
 
 
 
【ネムネム】  2001/10/05(Fri) 10:07:51   
『だから何なのネタ((^_^;))ノ』
医療系からの拾い物です
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スポーツ新聞には
「ビンラディン氏,整形手術を受け逃亡か?」
という見出しが躍っていたが
「整形外科」は英語では Orthopedics という。
Orthoは正しいとか真っ直ぐの意味,Pediは足の意味だ(ペディキュアなんかと同語源)。
元々は「曲がっている足を真っ直ぐにする」という意味だったと思うが(もしかしたら違っているかもしれないが),現在,Orthopedicsといえば「運動器官の外科」と考えればよい。
つまり,運動器官(骨,関節,靭帯,筋肉,神経など運動に関与するもの)のトラブルを外科的に治療するのが「整形外科」。
 一方,「形成外科」は英語では Plastic & Reconstructive Surgery。
すなわち「形成再建外科」。
歴史的には,古代インドで刑罰のために鼻を殺ぎ落とされた人に,鼻を作る手術があったとされるが,それが形成外科の始まりみたいなものだ。
(ちなみにこういう手術は現在でも行われていて,「インド法」と呼ばれている)。
つまり,病気やけがで失われた組織や器官を再建したり,生まれつきの形の異常に対して手術をしたりするのが「形成外科」。
 つまり「整形外科と形成外科」と日本語にするとなんだか紛らわしいが,意味するところは全然違っているのである。
 
さて,「美容整形」という語句について。
 「美容外科」は正確には「美容形成外科」である。
決して「美容整形」ではない(「美容整形」と言っている医者がいるとしたらそれは美容外科を全く知らない医者だと診断できる)。
その意味で今日のスポーツ新聞の「ビンラディン氏,整形手術を受ける」というのは大間違い。
この見出しだと「ビンラディン氏が骨折で手術したのかな?」という意味になってしまう。
 なぜ「美容整形」なる言葉が通用しているかというと,恐らく,「形成外科」より「整形外科」の方が一般的であること,「整形」の文字を見て「形を整えるんだから,美容外科のことだな」と勘違いしていること,これらが原因じゃないかと思われる。
------------------------------------------------------------
【史都玲沙】   2001/10/05(Fri) 14:17:01 
 
整形手術をして、ビン・ラディンが、ブッシュそっくりに!
アメリカを密かに乗っ取りか!?
これくらいの見出しを踊らせなくては、スポーツ新聞にあらず。
そう思いませんか? うふふふふ。
 
 
 
 
【史都玲沙】  2001/10/08(Mon) 07:07:48 
 
寝て起きたら、 アメリカとイギリスが攻撃開始してやがった。うぬー。
\(*_*)/…‥━ ┳(-_- )ダダダダゥ 
------------------------------------------------------------
【ネムネム】   2001/10/08(Mon) 07:29:11
 
わっ、ほんとですか、テレビつけてみます。
やっぱイギリスとしてはそもそも自分のまいた種だし、早くなかった事にしたいでょうねぇ、あの民族紛争。
アイルランド問題といい、大英帝国の憑けは大きい…
------------------------------------------------------------
【N.N】   2001/10/08(Mon) 15:01:45
 
テレビをつけたら、何故か懐かしい軍事評論家江畑氏のお顔が!
江畑氏、髪形変えたら結構イケるかもと不謹慎な事考えた平和ボケな私…。
しかし女性の軍事評論家を見かけないのはなぜ?
(私は軍服や陸軍士官学校の制服、好きなんですが…)
いろんな意見を見すぎて、この問題について正義はどこにあるのかわからなくなってしまいました。←もともと戦いにひとつの正義なんてないのか?うう〜★
------------------------------------------------------------
【紺野和海】   2001/10/08(Mon) 20:57:31
 
今日は「笑っていいとも」中止にならなかったんですね。
それはともかく、私もこの問題に関しては様々な意見を読みすぎて何が正しくて何がそうでないのか頭をかかえています。
いや、戦争する事自体よくないんですが。
しかし、ロシアと中国がこの軍事行動を曲がりなりにも支持したのは意外ですね。
------------------------------------------------------------
【史都玲沙】   2001/10/08(Mon) 23:50:51 
 
みんな、国際世界の立場が、立場が、と声をそろえていっているわけで、正義なんて、どこにも無いと思うです。
小泉なんか、日本の名誉ある立場、とか言ってやがる。
そんな立場とやらのために、私達は、ただのほほんと戦闘に参加する、と言うだけ言って、本来国を守るためだけにいるはずの自衛隊の人達に、危ないところへ行ってこいって、そんな事を言えるのかしら。
日本の立場を守るために、あなたが死んでくれって言われたら、誰が死ぬんだろう。
立場のため、ですぜ。
 
私は人を殺すという行為の理由に、どんなものがあっても、正義は無いと思ってます。
ものすごく心を揺さぶられる、可哀想、と思う事から生じた復讐劇であったとしても、それでも人殺しは正しくない。
心情的に、ものすごく自分がその人に同化して、そんな奴は殺してやれ、あたしが殺してやったっていい、と思ったとしても、行為自体は正しくない。
だから、やるのなら、正しい、なんておためごかしを心に抱くな、と思っています。
 
これは罪だが、それでもやる。
罪を背負って、それをやった事によるリスクも、すべて覚悟の上でやる。
だから、人殺しをやったなら、後で報復が来たとしても、理不尽な事でもなければ、寝耳に水でもないんですよ。
そのくらい解ってやらなくちゃね。
私達が戦闘に参加するなら、報復は覚悟すべきですな。
その為の対策を、政府は何かやっているとでも言うのかしら。
------------------------------------------------------------
【まさこ】   2001/10/09(Tue) 00:30:55
 
今日、那須の温泉に一家で入って、だんなと息子の出るのを待って、ぼんやりとTV見てたらそのニュースでした。
日常と非日常のギャップ、その中で誰かが死ぬ。
うちの息子が大きくなった時、正義のなのもとに誰かを殺しに行くのかしら。
シャレで書けない、こんな事…いやな話だわ。
------------------------------------------------------------
【紺野和海】   2001/10/10(Wed) 06:10:44
『ハイリスク・ハイリターン』
アメリカはテロを受けた被害者だから爆撃しに行っても仕方がないと思います。
それによって生じる怨念のエネルギーも、新たなテロの危険も「自分が正義」と信じるからこそ受け止める覚悟で爆撃を開始したんだろうから。
それに賛同はしませんが。
 
しかし、日本はどうでしょう?
それだけの覚悟もなく、軍隊と言えば自衛隊だけ。
しかも国民すべてが自衛隊の存在を歓迎してはいない。
「つきあいだから仕方がない」程度の覚悟なら参加しない方がいいんじゃないでしょうか。
「憲法第9条を改正もしくは削除して報復いつでもOK」
くらいの覚悟がないなら参加しない方がいいと思います。
それにしても嫌な世の中になりましたねえ。はあ。
 
 
 
 
【気まぐれうさぎ】  2001/10/09(Tue) 00:41:03 
 
妹が言ってた事なんだけどね。
あのテロって、ビンラディンやタリバンを叩く口実として、アメリカが自作自演したんじゃないか?って。
今の状況見てたらそれもありえるなぁって思える。
証拠は賛同国にのみ公開されてるし、空爆が始まって、アメリカの言い分聞いてたらますますそんな風に思えてきます。
別に中東の肩を持つわけでもないですけど、今アメリカとその賛同国のやってる事って、卑劣極まりない事だと思う。
自分がその仲間とみなされる事がなにより嫌です。
------------------------------------------------------------
【史都玲沙】   2001/10/09(Tue) 22:25:10 
 
まあ、自作自演はともかく、ミサイルを国にぶち込んでも、解決にはならないような気はしますわ。
テロを叩く。これは解る。
でも、アフガニスタンにミサイルをぶち込む。
これはテロを叩くとイコールではない。
現にもう、NGOの地雷処理の人達が死んでますしねえ。
軍事基地だけを叩く?
そんな事出来ないですって。
------------------------------------------------------------
【紺野和海】   2001/10/10(Wed) 05:38:23
『えーと・・・』
石油の採掘権とかが欲しくて、それにはビンラディン氏とタリバン政権がジャマだからつぶしたいだけだという説は聞いた事がありますね。
真偽の程はともかく。
昨日の朝のワイドショーで爆弾と一緒に援助物質を投下している映像が流れていました。
国際世論に対する策略もあるんでしょうが、そういうのって「偽善」じゃないですか?
「おちてる物は拾うな」ではありませんが、そんなもの私だったら使いません。
------------------------------------------------------------
【気まぐれうさぎ】   2001/10/10(Wed) 23:51:54 
 
昔、アメリカの救援物資で人が死にましたし、後一歩で先進国の仲間入りしそうだった国は、発展途上国に転落し、国が進めてきた政策も成功間近で破綻するという事態に追い込まれました。
救援では無いのでは?やっぱり偽善ですね。
 
 
 
 
 
★掲示板のカキコは、ここまでです。
とりあえず皆、一通り言いたい事は言ったようでして。
アメリカ同時多発テロ関連のカキコはなくなりました。
この後はアフガニスタンが戦場になり、それは長い間続く事になった訳です。
 
最後に掲示板の管理人、史都玲沙(しとれいさ)と、ホームページ「大きな犬とお家で暮らそう」の主催者、服部あゆみとの対談で、『あの時そこにあった危機』を締め括りたいと思います。
テーマは、そうですね。
 
●「あれから4ヶ月たって、今思う事」です。
 
 
 
 
 
【史都玲沙】
 
どうも、史都玲沙です。
さて、あの事件から約4ヶ月あまりたちました。
掲示板のカキコは10月で終わってますので、あれからずいぶん状況も進みました。
今の状況をふまえて、最後に少し言いたい事を言って、シメたいと思います。
まあ思い返すと、あの時はすごく熱かったですね、掲示板。
------------------------------------------------------------
【服部あゆみ】
 
そうですね。
史都さんが、事件についての話をします、といってからしばらくかなり熱い論議が展開されてました。
どちらかというと、『反アメリカ』的な論調が多かったように思いますが。どう
でしょう。
------------------------------------------------------------
【史都玲沙】
 
主催者がそうだから…(^_^;
今に至っても私は
『アメリカがアフガニスタンを攻撃したのは、かなり不当な事である』
という意見は変わっていません。
でも色々な事を新たに知る事が出来たのは収穫でしたわ。
特にアフガニスタン。
この事件がなければ、私は一生アフガニスタンについて考える事など無かっただろうと思います。
------------------------------------------------------------
【服部あゆみ】
 
ああそうですね。
私もなかったろうな。
あの辺りって、似たような名前の国がいっぱいあるじゃないですか。
トルキスタン、ウズベキスタン、とか。
どこがどれだかも、かなり怪しい。
そして私も
『そもそもあの事態を招いたのはアメリカの傲慢であり、復讐としてアフガニスタンの国土を爆撃することは、卑怯だ』
と思ってます。
 
これはあの時もさんざん書いたんだけど、
あの事件で沢山の人が亡くなって、悲しんでいる人はもっとたくさんいて、非常に不幸な出来事だった。
ということは十分承知の上で、それでもある意味
『自業自得だ』って思いました。
アメリカは、それだけのことをしてきたんだから。
 
アメリカ人は考えもしなかったろうけど、アフガニスタン人はずっとアメリカと戦争をしてきた。
経済封鎖という名の戦争です。
この戦争で犠牲になるのは、まず、子供たちだった。
その報復としてあのテロがあったわけで、
そういうことを全部すっ飛ばして『被害者面』してるのは、赦しがたいと思うのね。
日本のマスコミも、そういう報道はほとんどしない。
------------------------------------------------------------
【史都玲沙】
 
それでも、アフガニスタンの被害について、あれだけ報道できた事は、それなりに進歩だとは思ってますけどね。
10年前の湾岸戦争の時の報道の、なんと腹立たしかった事。
イラクの情報、全然流れてこないんですぜ。
確かに入りにくい国だったのは認めます。
しかしあの時だって、命知らずの報道マンは、確実にいたはず。
でも、まったく流れない。
アメリカの大本営だけが入ってくる。
だけですよ、マジに。オンリーワン。
日本はいったいどこの属国で、時代はいつだってーの。
まったくもう、でしたわ。
 
あの時に比べると、さすがに10年の歳月が流れているだけあって、情報戦というのがいかに大事か、どの国も自覚しているようではあります。
今はネットもあるしね。
 
経済封鎖によって、イスラム圏の子供達がどういう状況にあるのかは、ここでも服部さんがHPを紹介してくれてます。
よろしければ、一度行って、見てきてくださいませ。
センタービル倒壊の犠牲者に涙するなら、餓死していく何万人もの子供達の姿も、絶対に見なくてはいけない事実の一つだと思います。
直接アフガニスタンには行けないけれど、ネットワークで繋がる事が出来る。
インターネットって、本当に便利よね。
 
そーいう訳で、この時のカキコは、情報の偏りについても、すごく語っちゃったよね。
実際の所、情報の偏りは、ただいま現在進行中だけどな。
なんか私はテレビチャンネルサーフィンしてたので、一局を集中して見ていると言う事がなかったんだけど、大本営に関しては、NHKが結構すごかったらしいです。
掲示板でのカキコが終わってからの報道だったらしいのですが
 
何でも、アメリカの爆弾が、いかに効果的に家屋を壊していけるのか、その効果を淡々と説明したそうな。
もしもーし。それっていかにサクサクと人殺しが出来るかって事なのではないのかなー?
 
機能の事ばかり話して、生きている人の話はしないのか。
爆弾が落ちるという事は、敵だろうが味方だろうが、子供だろうが老人だろうが、その近くにいた人全てが死ぬって事なのよー。
------------------------------------------------------------
【服部あゆみ】
 
あの時盛んにパールハーバーが引き合いに出されてて、
だからよけいに太平洋戦争とだぶったのね。
あの戦争だって、ただ一方的にアメリカが正しかったって、
それでいいわけ?と私は思うのよ。
私の理解を超えてるのは、 あれだけ「靖国参拝」に拘った小泉が、「アメリカ万歳」なこと。
アメリカ、敵だったじゃん。
靖国の英霊は、それ、絶対喜ばないぞ。
国土を焼夷弾と原爆で焼かれて、非戦闘員をいっぱい殺されて、それでもアメリカは正義だった?
そういう態度がアメリカつけあがらせると思うのね。
 
喧嘩に負けたら子分になるのが男の論理なのかもしれないけど、あの時少しでもまともなことをいってたのは田中真紀子だと思ったな。
 
パールハーバーが犯罪なら、
東京大空襲や原爆も絶対犯罪だった。
 
それは忘れちゃいけないよね。
どうも日本とかベトナムとか、アジアの国はそういうことに寛容だから。
韓国や中国も日本は責めてもアメリカや、イギリスにはそういうこと言わないのね。
なんか、卑屈だよ。それ。
でもって、アメリカから流れてくる操作された情報を嬉々として垂れ流してるわけ。
------------------------------------------------------------
【史都玲沙】
 
本当に私達は、今現在流されてくる『マスコミな情報』は、かなりな部分『操作された情報』だという事は自覚しといた方がいいと思います。
 
私達は、たくさん口に出される事は、重大な事だと思ってしまう。
そして、口に出されない事は、大したことがないと思ってしまう。
 
ホントはもちろん違うんだけど、でも情報は刺激だから、仕方がない。
だから、言われなくなってくると、いつの間にか、どうでもいい事だと思って、忘れてしまうのよね。
 
情報操作ってね、一方的な視点から事件を報道するだけじゃないのよ。
ある部分を次第に言わなくなっていく、というのも、一種の情報操作なの。
 
事件当時は、まあ、掲示板にたーくさん書いたけど、ものすごくアメリカよりな視点でしか報道されてない、と怒っていたのよね。
正義はアメリカにありだ、だとー?
なんじゃそりゃー、ってヤツ。
で、一方的な視点での報道は、実は今も現在進行中ではあるのですが
(たとえば、アフガニスタンの政権が変わったから、女性はみんなブルカを脱いでます。みたいな報道ね。99%の人が、脱いでなんかいないそうです。
アメリカが来たから、彼らは解放されたのだ、という事を強調したいという意図のもとになされた報道ね。
ブルカは些末な事だけど、でも嘘をついちゃイカンな。
イメージ戦略の片棒をかつぎたいのかい?)
 
そして時間がたった現在では、言わなくなった情報の問題が、増えているような気がします。
言われなくなったために、どうでもよくなって忘れ去られている事が、いろいろあるんじゃないのか?
ってヤツね。
どうでもよくなんかねえ!
私は言いたい。
 
で? 日本の自衛隊は、どうなったんだ?
どの程度貢献したの? ってーか、行ったの? アフガニスタン。
どこまで? どんな事やったの?
全然聞かないんですけど。
戦地に行くって事は、命をかけなさいって事でしょう?
大変な事よ、とんでもない事だよ。
あれだけ日本の名誉のために、自衛隊を派遣させるべきかって討論されてたんじゃない。
私は名誉のためになんか、命をかけてまで行かんでもよろしい、って思ってたけど。
 
その為に大騒ぎして、法案まで作って。
で、作り終わりましたーってなったら、そこで何だか報道が、ぷしゅーっとしぼんでしまった。
えーっと、法案が議会を通るか通らないかより、実際にどのように運営されていくのかが問題なのではないのかな?
自衛隊は、その後何をしたのでしょう。
全然語られません。
いいのか報道。それで。
------------------------------------------------------------
【服部あゆみ】
 
そうよね。
自衛隊。今どこで何してるの。
ニューヨークの残された家族のことなんかどうでもよろしいから、そういうことを報道すべきだよね。
ニューヨークのことは、アメリカが面倒を見ればよろしい。
世界一お金持ちで、開かれて平等な国なんだから、
そんなもんはアメリカに任せて置きなさい。
そこから学ぶことは、おそらく一つもない。
 
肝心の日本のことはどうなんだ。
それに、アメリカのことにしたって
ペンタゴンがどうなったのかは、あれ以降全く聞きませんが。
まあ、ものが国防総省だから、秘密になってはいるのだろうけど、露骨じゃありませんか?
 
なかったことにしてないか。アメリカ。
炭素菌の話もイスラム関係とは無縁らしい、となった途端かき消すように失くなっちゃった。
結局、アメリカの報道だって、北朝鮮並みに規制されてるのよ。
------------------------------------------------------------
【史都玲沙】
 
これを情報操作と言わずして、なんと言うのだ、ですな。
国民も、もっと聞けよ。
憲法9条の事を一度もマジに考えた事もないくせに、自衛隊が戦地に行って死ぬのが義務だ、みたいな事主張していた人だって、たくさんいたじゃん。
(自分が行かないからって、いい気なもんさね。自衛隊を本格的に派遣しても、自分たちには何も降りかかってこないと思っている奴らこそ、平和ボケの連中に違いない)
 
それに、こんだけ不景気だってーのに、彼らを送り出す費用も、使う武器も、全部税金だあっ。
税金をどう使ったのか、みんな気にならないの?
ニューヨークの復興なんて、所詮よその国の事よ。
経済的に絶望的な国ならともかく、アメリカはすぐに立ち直りますって。
それより日本だよ。
税金使って、小泉が主張していた『名誉』とやらが最低でも護られたのか?
いったい成果はどうだったんだ。
税金はどう使われたんだ。
改正自衛隊法 は、どう運営されていくんだ。
マスコミはもっとその辺りを突っ込みなさい!
と、今思うよ、しみじみとな。
 
しかし服部さんが
「同時多発テロって、どこが同時で何が多発なの?」
って言ってたけど、ホントにそうですな。
炭疽菌も、ホントどうなったんでしょうね?
あれはテロじゃありませんでした、騒いでゴメンナサイは?
言わないの?
時間がたった今だから、あらためてそう思うよね。
 
アメリカは自由の国だ、なんて言っているけど、
そんなのお題目だけ。
自分の国に協力しないと、敵とみなして攻撃する、と脅しをかけて、他の国の自由は蹂躙する。
さらに、自国内でも高校生が
「戦争反対」とひと言言う事すらもできない。
周りの子供達が差別するだけならともかく、あれは学校の校長が、不適切な発言だ、と発言制限をかけて、停学にまでしたんでしょう?
なんと、個人の意見の(しかも子供の意見の)統制よ。
ものすごくありません?
------------------------------------------------------------
【服部あゆみ】
 
ものすごいです。
たぶん、そういう不自由さは日本よりずっときつい。
ついこの間まで黒人差別が堂々とあった国ですから。
ホントに、ついこの間のことなのね、それが。
私たちなんか、黒人差別とか言うと、なんだか南北戦争とかすごく昔の事のように思うけど、70年代まで歴然とあった。
歴史上の出来事じゃないわけです。
 
それで、人種間差別は今でもあって、今そのターゲットになっているのが中東系の人々だ。差別というより、憎しみ。なんとかヘイトっていうんだけど、単語忘れた(^_^;
イスラム教徒は中東系とは限らないのにね(インドネシアとか)
その女子高生は結局身の危険を感じた母親が退学にしちゃったそうですけど、そういう国なのね。
 
自由の国?
笑わせんなってなもんです。
かといって日本がそうかといったら、全然そうじゃない。
それはどこにもない理想の、まさにユートピアなんです。
理想として掲げるのはいいけど、
アメリカごときがが標榜[ヒョウボウ]していいものじゃない。
それは、日本が「戦争放棄」をうたっているのと同じ、理想な訳です。
 
理想は大事。
でも、今現在そうじゃないことは認識すべき。
そして、理想に近づくために努力すべきでしょう。
逆に簡単に理想を放棄するのもどうかと思うが。
自由の国、戦争しない国
掲げる理想は立派な方がいいに決まってるじゃないですか。
ねえ。
------------------------------------------------------------
【史都玲沙】
 
そりゃあもう、もちろん。
掲げる理想は、なにせ理想なんですから、高い方がいいに決まってます。
 
永久に戦争をしない国。
そんなものは、間違いなくありえないでしょう。
永遠に死なない人間がいないのと一緒。
でも、死なない人間は確かにいないけど、寿命を延ばす事は出来る。
どーせいつかは死ぬんだから、一ヶ月の命でも、60年の命でも一緒、という人はいない。
誰だって少しでも余分に生きたいよね。
50年生きられる所を、60年に、70年に、80年にのばす。
 
戦争をしない国、もそうだと思う。
いつかはしてしまうかもしれないけど
それまでの時間を出来るだけ長くなるように引き延ばす。
その為の努力をする。
そういう事だと思うんです。
だから、とりあえず掲げる理想。
 
日本なら『憲法第9条、戦争の放棄』
 
今回法案まで作って、放棄したはずの戦争によく解らない『名誉』の為に参加しようとしたんだろう?
それで? その名誉は守られたのかい?
アメリカは、やったらやったで、「われわれの自由は護られた」とか言っちゃって、事の是非はともかく、派手に宣伝しますよ。
金をつぎ込んで、何も成果がなかったなんて事になったら、誰も忘れてなんかくれないはず。
 
日本は?
成果はあったんだろうか?
私には知る権利があると思う。
 
自衛隊はどんな事をやったのだろう。
報道は何を伝えたのだろう。
あの事件で私達は何を考えたのだろう。
何を失い、何を得たというのだろう。
 
あの時あれだけ騒いだ事実は、いったいどこへ消えてしまったのだろう。
 
みんな、もういいのかい?
と、私は問いたい。
あの事件は、もう終わったのか?
ニューヨークは復興しつつあります、と言って、アフガニスタンには新たな政権が立つそうです、と言って、それで一応お終い?
 
ビン・ラディンは、まだ裁かれていません。
パレスチナ問題をアメリカ人は、これからも考えそうもありません。
アフガニスタンは、内戦に突入する可能性が大いにあるそうです。
改正自衛隊法 というものを、日本人は手に入れてしまいました。
 
死者を悼む事も、大切だとは思います。
でも、残念ながら死者は死者であり、悼んでも生き返っては来ない。
私達は、今生きている人間が、これ以上死なない道を捜すべきではないのか。
 
終わってなどいない。
なぜなら、途中で置き去りにされ、うやむやにされた事が、まだたくさんある。
そんな細かい事をちゃんと最後まで知りたい。
 
今あの事件から4ヶ月の時間がたって、あらためて私が思う事は、こんな事です。
------------------------------------------------------------
【服部あゆみ】
 
空前の不景気といわれ、山手線や中央線には毎日飛び込みがあるこの時代に、日本はどこへ行こうとしているのか。
我々の選んだ(はずの)為政者たちは、我々をどこへ導こうとしているのか。
 
クマしか通らない道路か。
底なしの内戦関与か。
湯水のように使われるその血税を、「使え」と気軽に言う人達はいったいどれくらい払っているのか。
今ほど足元を見ることが大事な時代はない、
そう思います。
 
 
 
 
 
 そういうわけで、長々と読んでいただいてありがとうございました。
また時間がたてば状況も変わるし、解ってくることもあるかもしれない。
現に、この対談を書き終わったたった今、自衛隊がアフガニスタンで地雷撤去をやっている、という情報が入ってきました。
そうか、何かやっているのね、自衛隊。
うん、解ってよかった。
でももっとたくさん報道すべきだぞ。
 
これからまた、新しい情報は、きっと入ってくると思います。
アフガニスタン復興援助の会議が開かれたりね。
しかし今は、こんな事を思ってます。
という事を、皆様にお届けして、一度シメたいと思います。
 
さてさて、人間は考える葦なのですから。
たまには色々考えてみるのも、きっといい事です(^.^)
(ボケの防止にもなるぞ、たぶん)
何かご意見がありましたら、掲示板にでも、またお寄せ下さいませ。
 
史都玲沙&服部あゆみ  2002年1月
 
 
 
 
【資料】
 
「アメリカ同時多発テロ、事件の経過」
rescuenow.netより http://www.rescuenow.net/today_line/topnews/0109/010911newyork.html
 
 
 
■同時多発テロ 爆発、航空機爆発の経過
(〜日本時間9/12 01:00)
 
(〜日本時間9/12 01:00)
◆世界貿易センタービル(ニューヨーク)
第一ビルに航空機が激突  ビル倒壊
ボストン発ロサンゼルス行きアメリカン航空11便(ボーイング767型機)  乗客81人乗務員11人   
第二ビルに航空機が激突 ビル倒壊
ボストン発ロサンゼルス行きユナイテッド航空175便 ボーイング737 乗客56人 
 
◆アメリカ国防総省(ペンタゴン:ワシントン)
隣接するヘリの離発着場に航空機が激突  
ワシントン(ダレス)発ロサンゼルス行きアメリカン航空77便(ボーイング757型機) 54人
 
◆アメリカ連邦議会(キャピトルヒル)
付近で爆発   
 
◆ピッツバーグ
旅客機が墜落
ユナイテッド航空 ニュージャージー州ニューヨーク発サンフランシスコ行き93便(ボーイング757型機)  乗客38人乗員7人 
 
※アメリカ国務省付近での車両爆発は誤報。
 
 
 
■これまでの経過
日本時間 現地時間 事象
 
11日21:45 11日08:45
1機目の航空機が世界貿易センタービルに突っ込む
22:03 09:03
2機目の航空機も突っ込む
22:18 09:18
ニューヨークの3つの空港を封鎖
22:21 09:21
ニューヨーク市(マンハッタン島)に通じる、トンネルや橋を閉鎖
22:25 09:25
ブッシュ大統領が会見
22:40 09:40
連邦航空局(FAA)が国内線全線を運行中止決定。
22:45 09:45
国防総省に航空機が墜落
23:00 10:00 世界貿易センタービル片方のビルが倒壊
23:05 10:05 国防総省、24000人が避難
23:10 10:10 国防総省、火災により、一部損壊
23:10 10:10 ピッツバーグ周辺に航空機が墜落。
23:25 10:15 アメリカに到着する国際便を全てカナダに迂回命令
23:29 10:29 世界貿易センタービルのもう片方のビルも倒壊
23:45 10:45 連邦機関職員避難
12日00:18 11:18
アメリカンエアラインがビルに突っ込んだ2機を確認、被害者計150人
0:59 11:59
ユナイテッド航空が2機墜落を認め、被害者計110人
 
 
10月8日 米英軍がアフガニスタンに対し攻撃
 
 ブッシュ米大統領は日本時間8日未明、テレビ演説を行い、米軍が英軍とともに、アフガニスタン国内の軍事施設とテロリスト訓練キャンプに対し、攻撃を開始したと発表した。
攻撃には、B52戦略爆撃機など爆撃機15機と攻撃機25機、トマホーク型巡航ミサイル50発などが使われ、アフガンの首都カブール周辺などに攻撃が加えた。
 
 
 
 
◆ 改正自衛隊法 ◆
 
テロ対策支援法とともに成立。
(1)不審船や武装工作員が侵入した際の武器使用条件の緩和
(2)自衛隊が米軍基地などを警護
(3)防衛秘密を漏らした者の罰則強化――が柱。
秘密を漏らした自衛官や国家公務員に加え、「漏えい行為を共謀、教唆、扇動した者」も処罰対象になった。
 
この点で、市民団体の活動が違法とされたり、言論・報道の自由が奪われるという懸念が指摘されている。
対テロ法は2年間の時限立法だが、改正自衛隊法には「時限」がない。
 
 
◆ テロ対策支援法 ◆
 
9月11日の米同時多発テロを受け、日本の対米支援策として、同時テロに限定して策定された特別措置法。米軍のアフガニスタン軍事行動に伴うアフガン難民支援も想定し、米軍などへの後方支援と国連決議に基づく人道支援の2本柱。
対米支援では「協力支援活動」と「捜索救助活動」、難民支援は「被災民救援活動」を定めている。
2年の時限立法で、従来、近くの自衛隊員に限定されていた武器使用の防護範囲を「自己の管理下に入った者」まで広げた。
 
 
●テロ対策特別措置法案・自衛隊法改正案の問題点
(2001.10.18/10.21改訂)
岡本篤尚(広島大学)
 
http://www.jca.ax.apc.org/~kenpoweb/houan_QandA.html