「じゃあああーん」
オレは一枚の広告をコウの前で広げて見せた。
「何だ、香澄?」
仕事の時のコウは、夜の甘ったるい顔なんかまったく見せない。
事件が無くても、警察官は書類書きだのなんだのと、雑務に追われる仕事である。
今もコウは何か書類を書いている所だった。
それを横から仕事以外の事で邪魔されたのだから、いい顔をする筈がなかった。
「ほらほら、日光浴センターって、コウ知ってる?」
「知っている。だが西署の管轄外だ。そこで事件があっても手は出せないぞ」
「事件じゃなくて、干した布団だよ、干した布団」

「………」
じろり、と銀のメガネ越しにコウが睨みつけた。
なんだよ、睨まなくたっていいじゃん。
ちぇっ。この間はオレの下で、あんなに感じて啼いてたくせに。
なーんて思うが、どこまでも整った綺麗な顔で、そんな風に睨まれると、かなり怖い。
誰だって絶対引く。
だけどもちろんオレは引かない。パートナーで恋人だからな。
それに本当にコウが怖いのは、こういう顔つきの時じゃないんだ。
本当に怖いのは…って、今はその事はどうでもいいや。
ふかふかの布団だよ、オレが求めているのは。

「もちろん本物の太陽じゃないんだけどさ、でも日光浴が出来るようになってるんだ。殆ど本物と感じは変わらないって」
「……」
「だからさ、そこに行ってみようと思うんだ、オレ」
「…布団を、干しにか」
「そう!」
「そこはそういう場所じゃないだろう?」
「そうだけど、布団もってっちゃダメだって話は、チラシのどこにも書いてないぜ」
それは、普通誰も持ってなんか行かないからだ…。
コウが口の中で、ぶつぶつ呟くのが聞こえる。
寮で平然とエッチしようなんて常識に欠ける男のくせに、普通とか言うな、と思ったが、オレは黙っていた。
コウだってふかふかの布団は、気に入るに決まっているさ♪



 そして今、ふかふかの布団がオレの目の前にあった。
当然日光浴センターの職員は布団持ち込みを一度は拒否したのだが、チラシのどこにも書いてないとオレが強硬に主張したのと、コウが一度だけだから、とその魅力全開でお願いしたのが効を奏して、なんとか許可してもらえたのであった。
う〜ん。
あの日光浴センターのチラシ、次回から隅っこに『布団の持ち込みは禁じます』なんて書いてあったらどうしよう。
まあいいや。とりあえず一回寝たかったんだ。
それで充分と言うことにしておこう。

笑顔全開のオレの横で、コウが所在なさげに突っ立っている。
「さあ、寝ようぜ、コウ」
「…寝るって、一緒にか?」
「そうだよぅ〜。気持ちいいぜ」
望んだ通りの、ふかふかの布団にどさりと倒れ込む。
残念ながらオレが知ってるお日様の匂いはしないけど、でも、すごく暖かくて幸せな気分。
オレは満足の笑みを浮かべ、コウを見上げて手招きをした。
「ほらほら、オレの隣」
掛け布団を上げると、コウが遠慮がちに隣に入り込んできた。

……狭い。
いやその。一応でかいサイズの布団なんですけど。
当たり前か。コウはオレよりでかいんだよな(泣)
いや、身長は確かに高いかもしれないけど、コウはけっこう華奢だ。
手首とか腕とかは、オレより細いし…。
って、自分に言い訳してどうする。

「な? あったかいだろー?」
「あ…ああ」
少々困ったような顔をしたコウと、布団の中で目が合う。
「あの、香澄…。このまま、ただ寝るのか?」
「そうだよ」
「2人で…布団に入って、ただ、寝るだけ?」
「なんだよコウ。お日様の布団が不満だって言うのか」
「いや、そうじゃないけど…」
「気持ちいいだろ?」
「ああ…、うん。そうだな」
「こういう布団で寝たかったんだよ…オレ。なんだか…疲れて、た、から…」
「…………香澄?」
首を捻る黒羽の目の前で、あっと言う間に白鳥は寝息を立て始めた。

「…本当に、寝るだけなんだ」
黒羽は目を見開いて、白鳥の寝顔を見つめた。
本人が言ったように、疲れていたに違いない。
特に最近過激な任務は無かったけれど、砂城のアンダーという所は、普通に暮らしていても緊張感の漂う場所だ。
黒羽のように生まれた時から暮らしている者ならともかく、来てたった半年かそこらでは、やっと砂城に慣れるのと同時に、一番疲労もたまっている頃かもしれなかった。
「香澄…」
寝ている顔は、子供みたいだ、と思う。

実のところ黒羽は、こうやって誰かとベッドを共にして、セックスしなかった事など一度もなかった。
誰かと一緒に寝る行為は、その誰かとセックスをする事だった。
だから今、隣でただ香澄が寝ている事は、黒羽にとっては奇妙に不思議な気分だった。
「僕に一緒に布団に入れって言ったくせに、どうしてただ寝てるんだ? 香澄」
香澄の頬を、指でなぞる。

「隣にいるだけでいいのか?」
彼の寝息が黒羽の頬をくすぐる。

セックスをするという事は、自分が求められているという事だ。
身体が欲しい。この気分は男ならよく解る。
欲しいと思われるのは、好きだった。
香澄に求められるのは、もっと好きだった。
なのに今、香澄はただ寝ている。
安心しきったように、規則正しい寝息を立てて。
「僕の隣で…」

言った瞬間に、黒羽はホッとした。
隣に香澄がいる。
僕の身体を求めることなく、その場所を僕の為に空けてくれた。
もちろん身体を求められるのは嬉しいけど。
でも…。
2人でただ一緒に寝る事は、なんだか暖かかった。

彼を守りたい…。
誰も彼を傷つけないように。
僕の手の届く限り、彼を守りたい。
僕と共にいたら、傷つく事も多いだろう。
それが解っていながら、僕は彼に隣にいて欲しい。

息を吐く。
香澄の隣で、ほんの少し身体を丸める。
何だか、すごく安心していた。
どうしてだろう。
僕は昔、たとえば誰かとこんな風に寝た事があったのだろうか?
セックス無しで、駆け引きも無しで、誰かと一緒に寝た事なんか、あったのだろうか?

遠い記憶を探ってみる。
たとえば母親と? それとも父親と?
安心して隣で眠る事のできる存在。

香澄は、僕の父親でも、母親でもない。
…そう。香澄は、僕の…。


僕の……。



いつのまにか黒羽の意識も、暖かい暗闇の中に沈んでいった。
二つの寝息だけが、穏やかに部屋の中に流れた。

 

 

「うう〜ん…。気持ちいい。よく寝た」
なんかもう、すっごくちゃんと寝た気がする。
頭も身体もとってもすっきりしている。
…と、そこでいきなり目の前にある顔に気がついた。
「あっ…、ああ、コウ。そうか、一緒に寝たんだもんな。そっか…」
独り言を言いながら、バカみたいにぽかんと、オレはコウの顔を見つめてしまった。
だって、コウのこんな無防備な顔が、こんなアップで見られるなんて。
すごい。メチャクチャ特等席じゃん、今の状態って。

黒くてさらさらの髪が額に落ちる。
白い肌に長いまつげが影を作る。
規則正しい息が軽く開いた唇から漏れる。

コウは少し身体を丸めて、完全に眠りに落ちていた。

うわあ…。
なんとなくオレは感動してしまった。
オレの隣で、コウが安心しきって寝ている。
あの、レフトハンドショットガンが。(コウが嫌いなので、この名前はコウには言わないようにしているんだけど)
しかも、大抵は妙な緊張感を走らせていて、そんなつもりはなくても近寄りがたい雰囲気を発散しているコウが。
オレの隣で…。あっ、口元がにやける。
オレの隣で安心して寝ている。
なんだか、凄く嬉しい。

オレ、コウを守ってやりたい。
確かにオレはあんたより年下で、背も低くて、経験も足りないかもしれない。
だけど、でもさ…。
あんたは綺麗で強いのに、いつもどこか不安そうにしてる。
何か怖い事があるのなら、オレ、抱きしめてやりたい。
抱きしめて、守ってやりたい。
本気で、そう思うんだ。

なあコウ、どうかな?
こんな風に安心してくれてるって事は、オレにその資格があるってコウが思ってくれてるって事かな。
そう思っていいのかな、オレ。

少し開いたコウの唇に、指を這わせる。
それから顔を近づけて、そっと自分のものを重ねてみる。
柔らかい、その感触。
オレは目を瞑って、唇の感覚にちょっと酔った。

コウが、いつでも安心して寝られるように、オレはしたい。
こんな風に平和に、何にも脅かされることなく、ただ安心して寝ていられる場所。
そんな世界を、オレは創りたいよ。
そんでもって、あんたが感じるその場所が、オレの隣だったりしたら、それはもう最高なんだけど。

    

「ん…うん…」
コウの長い睫毛が微かに揺れた。
あっ、マズい、目を覚ましちゃうかな?
まったくスヤスヤ寝てるヤツに、オレってば何してんだよ。
いつの間にかオレの手は、コウの体に回っている。
この卑しい口に、触り魔の手め。
寝ている間にいたずらされちゃうような状況だったら、オレの隣なんかで安心して寝ていられるはず無いだろうがっ。
なーんて思っている間に(←思っていただけかっ)コウがぽっかりと瞳を開けた。

…やっぱり、綺麗だなぁ…。

いつも見慣れているくせに、それでも改めて思う。
「香澄…?」
コウは不思議そうにオレの顔を見つめ、それからふうっと微笑った。


あ………。


どこまでも優しい、柔らかい笑顔。
そんな顔されたら、オレ…。

「そうか、香澄。隣にいたんだな」
コウはそう言って、顔をオレの胸に寄せてきた。
オレはもう、どうにも我慢出来なくて、コウの体を抱きしめてしまう。
柔らかい黒髪がオレの顔をくすぐる。
すごくいい匂いがする。
どうしよう、オレ、オレ…。

守ってやりたいと言うより
攻めたい気分になって来ちゃいましたーーーっ。

でも、ここでやったら昨日の二の舞じゃんか。
せっかく干した布団が、また汗でぐっしょり。
そうは思うが、このままこの状態が続いたら、多分簡単にオレの理性は吹っ飛ぶだろう。
所詮男の理性など、下から突き上げてくるものには無力なのだ。
「コウ…」
既にオレの手はコウのシャツの下に入り込んでいる。
小さな乳首に触れて、それを指で玩ぶ。
そんな風にされたら、コウだって声をあげて、オレの方に…。

……………って、あれ?

コウはオレの胸に頭を寄せたまま、ピクリともしない。
それどころか、胸に当たる、規則正しい息。
髪をそっとかき分けると、コウは完全に眠りに落ちていた。
「あ…あああ」
寝てるよ。さっき一瞬起きたのは、夢だったのか?
「コウってば、ちょっとー」
もぞもぞ体を動かしてみるが、コウは目を覚まさない。
「困ったな。ううう。オレをその気にさせといてさ。どうしてくれるんだよ」
コウの無防備な寝顔にさえも、今のオレは反応してしまう。
「痛たたたた。畜生。責任取れよ、コウ」
さっきまでこの布団でエッチなんかとんでもないとか思っていたくせに、出来ないとなると悔しいのだから、勝手な話である。
「ちぇーっ。仕方ねえ、トイレにでも行くか?」
だが起きて立ちあがろうとすると、コウの指が服にかかった。
「ちょっとコウ、指外すぞ」
オレは服を掴んでいる白い手を上からそっと握る。
手の大きさは、オレと同じくらいだ。
どんなに綺麗な顔でも、色が白くても、さすがにこの手は女の子みたいだとは思えない。
銃を握り慣れた、硬くて大きな手。
だけど、これでナニを触られると、ムチャクチャいいんだよな…。

「あうううう。くそーっ。そんな事思うから、また…」
オレはコウの指を外して立ちあがろうとして、ふっと、自分が握っているその手を見つめた。
「…えっとー…コウってば、寝てますかー…? って、寝てるよな、完全に」
ううううん…。
オレはなんつうか、思いついてしまった。
うん、こうなったのも、ナニ出来なかったのも、コウのせいなんだし(←本当か!?)
いま完璧に寝てるから、何しても判んないよな…。

オレはぐっすり寝ている枕元に腰を下ろすと、コウの顔を見つめながら、そっとズボンのジッパーを降ろした。
コウのポスターを見ながらなら、何回だって一人エッチした事はある。
だけど、本物を見ながらやるのは、初めてだぜ。
しかも…、それも…。

オレはコウの掌を自分の手で包むと、張り切っているオレ自身を握り込むようにして、そーっと動かしてみた。
うひゃー…。
もしかしなくても、ちょっと変態チック?
そう、コウの顔を見ながら、コウの手で抜かせてもらおうというワケだ。
うううう。妙に興奮する。
変な感じ。
うん、だけどこれならとりあえず布団は汚れない。(←バカ)
ちょっとだけ、コウの手、貸しといてくれよ。

 

 

「香澄?」
黒羽が目を覚ました時、白鳥は枕元にいて、自分を覗き込んでいた。
「僕は、ずっと寝てたのか?」
「う、うん、まあな…」
白鳥は妙に落ち着かない感じで、少しだけ視線を逸らした。
「やっぱりコウも、気持ちよかったんだろ。干した布団がさ」
「ああ…そうかもしれないけど」
黒羽は自分の頭が白鳥の膝に載っているのを感じていた。
「膝、重くないか? いつから僕は膝枕してるんだ?」
「ええっ…? えっとー…。いや、重くないから気にしないでいいよっ」
「香澄、変だぞ、ちょっと」

ううう…。
手だけじゃなくて、コウの口も借りようとしたなんて言えるかっ。
(もちろんこれは失敗した。先っぽだけちょっと、コウの唇に当ててはみました。←下品)
はああ…オレもっと修行しないと、コウに安心してオレの隣で寝てくれなんて、マジで言えないよう〜。
コウはあんなに安心しきって、オレの事信頼して寝てたってのにさ。
オレときたら、まったくもう。
あのまま上手く行けちゃってたら、どこまで不埒な事を実行したか…。
コウの口が使えなくて、よかったって言うか何て言うか…。

「膝枕か…」
しかし黒羽は、白鳥の大変下品な想像にはまったく気付くことなく、何となく嬉しそうに笑いを漏らした。
「してもらった事なんて、あったかな?」
「えっ? そうなの?」
「うん、両親は研究で忙しかったからな。あまり構ってもらった記憶がないんだ」
そう言いながら、黒羽は感触を楽しむように白鳥の膝に顔をつけた。
「こうして、眠ってたのか? 僕は」
「う…うん、そう」
「人の膝で平気で眠ったなんて…たるんでるな、僕は」

「た、ただの膝じゃないじゃん。恋人の膝だぞ」
突然の言葉に、黒羽は驚いたように上を向いた。
白鳥が真剣な顔をして覗き込んでいる。
「い、いいじゃん。寝てたって。そうだろ? 恋人の膝だろ? いやその…まだ未満かもしれないけど。で、でも他人の膝じゃないしっ! だったら安心して寝たって当たり前だ」
憤然と言い放つ白鳥の顔を、黒羽はじっと見上げる。
「当たり前か…?」
「そ、そうだよっ。他人じゃねえよっ。そ、それともコウは違うのか? コウは…オレの事…」
後半の声は、だんだん小さく口の中に消えていく。

「そうだな…」
膝の上で小さく黒羽は呟く。
「いいのか、こうしていても…」
軽く目を瞑る。膝の暖かさが気持ちいい。
枕より高いし、決して寝心地がいいとは思えないのに、人の体温は心地よかった。
セックスで抱き合う時も、人肌の心地よさは感じるが、あの時はそれよりも、もっと生々しく熱い欲望が身体を支配する。

こうしていても、僕はいいのか…。
何だか子供が甘えているみたいで、気恥ずかしい。
でも…。

「いいのか。恋人なら」
「えっ…。ナニ? 今なんて言ったの、コウ」
香澄が身体を乗り出してくる。
「動かないでくれよ、香澄。寝にくい」
「だ…だってさ」
今オレの事恋人だって言わなかったか? オレちゃんと聞きたいよ、コウの口から。
とは思うが、黒羽の安心しきったような顔に、さっき自分がしていた事を考えると、引け目を感じてあまり強く追求出来ない。

「香澄は僕の父親でも、母親でもない」
「えっ…なんだって?」
「でも、気持ちいい。そうか、恋人か。そうだな…」
膝の上で黒羽はくすくすと笑った。
「駆け引きも、見返りもない…」
「ええと…。見返りは…ちょっと期待しちゃってると思うけど」
頭をぼりぼりかきながら、なんとか聞き取れた黒羽の言葉に白鳥は反応した。
「膝枕の見返り? どんな?」
「何だかコウ、妙に機嫌いいじゃん」
「言って。香澄」

「…キス、していい?」
「いいよ」
少しだけ傾けた顔に、白鳥は屈んで顔を近づける。
「ううむ、膝枕してる相手にキスするって、ちょっと姿勢が苦しいな」
言いながら、そっとキスをする。

ついばむような、軽いキス。
それだけの行為が、思ったより遙かに甘い。

「…それだけで、いいのか?」
「えっと、…うん、いいよ」
さっき不埒な事しかけちゃったしな。
「じゃあ香澄、もう少し寝かせてくれ」
黒羽は膝に顔をつけると、瞼を閉じた。
香澄の体温。香澄の匂い。手が髪をなでるのが判る。



香澄…。
僕の恋人。
今、僕の一番近くにいる存在。

香澄が言うお日様の匂いは解らないけれど、でもそれは、きっと香澄の匂いと似ているのではないかと思った。
暖かく、明るく、そして安心する、彼の匂い。



「香澄………」
「え? コウ。今好きだって言わなかった? なあ、聞き間違い? もう一回言ってよ。なあコウ、オレの事、好き?」
香澄の声がぼんやりと聞こえる。
僕はもう一度言い返した…と思った。
でもちゃんと言えたのかは解らない。


香澄、僕もお日様の布団で寝かせてくれ。
地上のお日様は、僕は知らない。
だから、君の膝で。
お日様の布団は、とても気持ちがいい。
それは、僕にもよく解ったよ………。



「あーあ、また寝ちゃった。なんかホントに気持ちよさそう」
さすがにこんな天使の顔をされてしまっては、不埒な事は出来そうにない。
「もうちょっとだったのにな。多分コウ、好きだって言ったんだよな。うん、そう思っておこう。
計画通りお日様の布団で眠れたし、それにさっき、キスもしちゃったし、こんな寝顔も見れちゃってるし。まあいいか♪」

その後、膝の感覚が無くなって、大騒ぎする事になるのだが(人の頭は結構重い)
今はすっかり、天使の寝顔に心奪われる白鳥だった。



END